<<<470KHzTRXの製作>>> 

 DDSにより、3395KHzのフィルタが使用できる事になりましたので、解禁

される可能性がある470KHz帯のTRXを製作する事にしました。

 設計の基本は135KHzのTRXをベースに製作する事にして、UNIT毎にテ

ストを行いながら進めることにします。

 (477KHzは、第二高調波がTBSですので、1エリアは大変です。HiHi)

 

<スペックの検討>update 2013.09.15

 パネルの配置など組み立てに関係しますので、パネル取り付け部品を

決めます。

 ・モードの選択SWは、4回路4接点のロータリSWが欲しい。

  (入手が難しそう。2回路なら比較的楽-->MPU制御)

  モードは、USB,LSB,CW,CWR→USB,LSB,CW,RTTYに変更

 ・VOXは、CWのセミブレークイン動作のみでデイレーの短長表示

  ・RIT無し、VFOA,BのSPLITにする。

  プッシュSWで切り替え

 ・フィルタは、SSBでも0.5KHzに出来る様にする。(デジモードで使用)

 ・LCDは、20文字x4行にする。

 ・メータは、アナログ--->38型でも大きいラジケータが入手できないか?

      最悪LCDでAD経由で表示??--->LCDを入手完了-->ラジケータ入手

 ・エンコーダは、自作

 ・VR関係は、AFとRFのみ

 ・AGC-OFFを付ける--->SWのスペースが取れなかったので中止です。

 ・マイクコネクターも付ける(SSBは出られないので不要)--->ミニジャック?

 ・サイドトーンは、ICを使用する。--->MPUで制御

 ・電源は、外部から供給(12V)-->13.5Vになりました。

<<475KHz免許申請の概要>>2016/10/20

 475KHzの免許申請は、規制が強く積極的ではなかったのですが、FPVの

TSS申請に合わせて、申請してみることにしました。早速TSSからメールがあ

り、475KHzは保証認定の対象外の連絡があり、合わせて135KHzの免許

後に、20W以下であれば”軽微な変更”で申請可能の連絡がありました。

(デュアルバンドにして良かった???)これからは、135KHz取得後の話です。

 JH1GVYさんがHPに、475KHzについて詳しく書いていますので参考にし

ます。

<申請書の準備>

(1)送信機の構成図

 出力(ダミー使用)は、オシロスコープで電圧を測定して算出しました。(PtoP要注意)

20W以下になっていますので、特に指摘はありませんでした。

(注)135KHz申請時は、 475KHz部分は取り除きます。

(2)運用予定地

 後でコメントしましす。

(3)アンテナの形状

 送信機の構成図に10mのロングワイヤーと書いたのですが、不明だと形状を要求

されましたので、追加で作成しました。

 具体的なマッチング回路まで書く必要はないと思いますが、ガイドラインに合わせ

て作成します。

<指摘事項>

(1)アンテナの形状を明確にする。(変更は、届け出認可が必要です。)

(2)運用地が一番時間が掛ったのですが、グーグルアースで民家までの距離を提示

  して申請したのですが、建物(倉庫も含む)から200m離すことが必要で、自然公

  園そばの河川敷になりました。昭島市自然公園は無線の移動運用で実績のある

  場所です。仮設のテントレベルのアンテナを考える必要がありそうです。

 

 475KHzの運用は、アンテナ・電源と課題があり電波を出せる日はいつでしょうか

 

 

<<ファイナルFETの変更>>2013/12/15

 FQPF14N30が入手不可でしたので、秋月でIRLI520NP6F x 5を購入し

て実験回路で特性の揃った物で、ファイナルを交換しました。470KHzの

ゲインは上がったのですが効率は改善できませんでした。問題はトランス

にある様で、ロスが発生しているようです。因みに、IRLI520NP6FはFQP

F14N30と同じ周波数特性で、効率が悪いなりに470KHzでは25Wの出力

隣ました。WSPRを見ると、470KHz帯は10Wが主流の様ですので、470K

Hz時:16.4W 137.5KHz時:23.5Wにセッティングしました。広域アンプは、

矢張り難しいです。(メーカの様にALCで制御する方法もありますが)

 IRLI520NP6Fは、2SK2936より安定で使い易いFETのようです。

 470KHzTRXもこの辺で終わりにして、許可を待つ事にします。

 

<<ファイナルFETのテスト>>2013/12/7

 475KHzの効率が30%と悪いので、簡単な回路を製作して増幅のテストを

して見ました。やはり、2SK2936は470KHzの増幅は無理で下記の結果と

成りました。

    ・2SK2936     136KHz時の出力:0.5V 475KHz時の出力:0.25V

    ・FQPF14N30 136KHz時の出力:0.5V 475KHz時の出力:0.45V

<実験回路>

   FQPF14N30も800KHzになると0.25Vなりますが何とか使用可能の様

ですので、入手して交換することにします。

 

<<とりあえず総括>>2013/11/29

 プログラムを見直した所は、下記です。(更新済みです。)

 ・送信時のフィルターは、SSB用を使用するようにしました。

 ・CW時の受信周波数表示を送信周波数にしました。(オフバンド防止)

 ・電源ONの状態では、バンド毎の周波数を維持する様にしました。

 ・表示を1Hzとしたため、10Hz位の誤差がありそうですがカウンターも

  当てにならないため補正していません。

 その他、気になる所です。

 ・470KHz時のファイナル効率が悪いのですが、2SK2936の問題と考えて

  います。(別のFETを探してみます。)

  この位の出力であれば、シングルで良いと思います。

 ・LPFの傍でTBSを聞いてみるとビートが入ります。アンテナを繋いだ時

  どうか気になるところです。

 

  

<<最終調整>>2013/11/25

 ファイナル部は、2SK2936の問題でしょうか470KHzの効率が悪くドレイン

電流を約3.0Aに合わせると、470KHz:12.5W 137KHz:20.5Wとなりバランス

が悪い状態となりました。(470KHzも20Wに設定できるのですが、2分間の

送信は、不安です。)WSPRを見ると470KHzは、10Wまでになっている様で

すので、今はこのままとしました。

 プッシュボタンのチャッタリングで、バンド切り替え等が不安定でしたので、

押した時と、放し時に最大で100mSの待ちを入れて解決しました。

 出力が目標に届いていませんが、今回はここまでで完成にします。

少し落ち着いたら、反省をして見たいと思っています。

 

最終のプログラムと回路図は、下記です。

 回路図・プログラムについては、自己責任使用でお願いします。

 <プログラム>

 ・DDS-MPUプログラム update 3013/11/29

 ・Main-MPUプログラム update 3013/11/29

 ・SUB-CARRプログラム

 

 <回路図>

 ・Filter-UNITの回路図

 Final-UNITの回路図

 ・MIX-UNITの回路図

 ・IF-UNITの回路図

   ・ Control-UNITの回路図

 

<<フィルター(137KHz)部の完成>>2013/11/22

 結局T-106#2を、購入してCAL27の計算結果で巻いたところ、その

ままでよい結果となりましたので、フィルターの完成です。

 

  Filter-UNITの回路図です。

 

<Filter-UNITの取り付け>

 PreAmpは、結局ゲート入力のトランス(1:16)結合にして解決しまし

。FETの広域アンプは、一筋縄ではいきそうもありません。

 これから、最終調整とソフトの改良を行い完成になります。

 

<<フィルター(137KHz)部のテスト>>2013/11/18

 T-96#2のコアがありましたので、0.5mmのエナメル線を68回巻いて

πマッチ側に使用してみました。結果は、テスタで52V出力(4.5A)に

なり、マッチングが取れた様です。54W出力になりますが、左側の黄

色のコアはRFC用のためか少し発熱します。放熱が2分送信には耐え

られそうもありませんので30Wに留めるつもりですがT-96#2を入手して

470KHzもテストです。PreAmpは、良い対策がなくゲート接地Ampは、

諦めようと思っています。0.5mmのエナメル線は強度が無いので補強

の対策も必要に成ります。

<Filter-UNITのコイル>

 

<<フィルター部の製作>>2013/11/16

 PreAmpも含めて製作しましたが、広域のPreAmpのゲインがありま

せん。やはり50Ωの入力でFETのアンプは設計ミスの様でステップア

ップしないとゲインが取れないようです。フィルターについても137KHz

テストしていますが、πマッチとした部分のコアは同調回路としての

動作であるため大きい物にしないとかなりの発熱となります。

 アミドンの#2だとかなりの巻き数となるため、大きなコアが必要となり

ますので、思案中です。

 

<<ファイナル部の取り付け>>2013/11/11

 ファイナル部を、本体に取り付けてドライブレベルを確認した所、2SC

1815のアンプが無くてもドライブ出来ましたので、省略しました。

(135KHz時4A,475KHz時3Aでしたので目標値です。)

<Final-UNITの取り付け>

  :Final-UNITの回路図

 

 LPFの設計も行ってみました。πマッチとLPFを組み合わせた形式を取る

ことにした、137KHzと475KHzバンドはリレーで切り替える方法でして、前回

の135KHz用コイルがありましたので、バラックで組み立てアンテナ側に50Ω

の抵抗をつないでインピーダンスを測定した所25Ω付近に成りましたので、

値は良さそうです。

  Filter-UNITの回路図

 470KHzの吸い込みが悪そうなので20Ωと低めに設定しました。

コアは、アミドンの赤を入手して使用する事にしています。

 PreAmpは、スペースがありそうですのでミニアンテナ対策におまけで追加

をする予定です。

 

<<ファイナル部のテスト#3>>2013/11/10

 ファイナルの出力コイルは、耐熱電線が太いため4回以上巻けないため

LPFをπマッチにして、135KHz時25Ω・470KHz時20Ω等にすれば良い事

にしました。回路は、1000uF,0.1uFのバイパスコンの位置を直してテストし

たところ、135KHz時80Vp-p(4.5A),470KHz時75Vp-p(4A)25Ωダミーとなり

ましたので、目標達成と成りました。

(注)MIX-UNITの出力が455KHzのIFTを使用する手抜きをしていますので

出力が470KHz時より135KHz時が半分位の電圧となっていますので、ファ

イナル部は、135KHz時ゲインが最大となるように中間のトランスの同調で

調整していますので、フラットな広域アンプとはなっていません。

<ファイナル部の総括>

・FETの選択によりますが、ゲート容量が無視できないほど大きいために

 広域アンプで対策が必要。

 対策1:ゲートグランド(GGアンプ)で作る。

 対策2:ゲートに小さい抵抗(ゲートのリアクタンスを無視できる位の)を入れ

     てドライブ出力を大きくする。

・FETは、熱暴走しやすいのでバイアスの温度保証は必須。

 ソースに抵抗を入れる方式は、30W位が限度です。

・FETは、バラツキが大きいので何個か買って選別が必要です。

・30W位であれば、シングルの方が良いかも知れません。

 

 ファイナルに使用しているコアですが、規格が不明ですがフェライトの#75

 ではないかと思っています。(斉藤電機あたりで入手可能?)

  470KHz帯であれば、パイプを通す通常のやり方でも問題なく50W位

  のアンプが出来そうです。(現在の使用では発熱していません。)

 

 これから、実装してLPFの設計です。

 2SC1815のアンプは、不要かも知れないの取り付けていません。

 

<<ファイナル部のテスト#2>>2013/11/9

 ファイナル部のテスト苦戦しつつも何とか成りそうな段階まできました。

まずは、入力トランスを色々巻いてFB-801にバイファラ巻き7T(137KHz時の

インピーダンスが100Ω位)が成績が良かったのでこれにしました。

<下が当初の物>

出力コイルも1mmエナメル線バイファラ巻き1Tに出力コイルとして3Tでテスト

して見ました。

<変更してのテスト>

<テスト中の回路図>

<137KHzの出力波形>

<480KHzの出力波形(ブレてすみません)>

両方とも約65Vp-p(ダミー25Ω)ですので20W位出てきています。LPFを通す

前の波形ですのでガマンできる所まできました。

 対策として、トランスの変更以外に下記の対策をしました。

・2SK2936をバランスの良い物と置き換えました。(ピーク時少しバランスが

 ずれますが良しとしています。)

  ゲート容量の少ないFQPF14N30にしてみましたが、バランスが悪く中止

 しました。(幾つかあればこちらが良いかも知れません。)

・ソースにコンデンサーを追加しました。--->ゲイン不足対策

・2SC3419のエミッター抵抗を33Ωに変更--->ゲイン不足対策

・ゲートの入力抵抗を100Ωに変更--->ゲイン不足対策

・入力トランスに2000pFを追加--->波形対策

 (ドレインにコンデンサーを入れると波形が綺麗になるのですが発熱します

  ので検討中です。)

<今後の改善予定>

・出力コイルを5Tor6Tにする。

 (FETのインピーダンスを5Ω位と想定していましたが、もっと低いようです。)

・ゲートの抵抗を50Ω位にする。(寄生振動の可能性があります。)

  -->ゲイン対策

・2SC1815のアンプを追加する。--->ゲイン対策

  以上の対策で25W以上に成れば完了です。

 

 ファイナル部の設計については、少しまとめるつもりです。

 

 

<<ファイナル部のテスト#1>>2013/11/4

 ファイナル部を組上げてテストに入りました。入力のトランスは1500pFで

130KHz付近に同調しましたので、ゲート容量がそのまま使用できることで

追加容量無しでテストしました。このままで、135KHzでは54W入力で32Wの

出力となりましたが、470KHzではドライブが掛からず入力27Wどまりとなって

います。また、FETのバラツキが大きく電流比で1.7倍位のアンバランスにな

っている事がわかりました。

<テスト風景>

 2SK2936については、予備の物と交換してバランスをとる様にしますが、470

KHzについては対策が必要です。

 ソースのバイパスコンデンサーを取り付けていない事からリニアティーは、悪く

なさそうです。

 

<<ファイナル部の仮回路>>2013/11/3

 トランスも決まったところで、仮の回路で基板を作る事にします。MIX-UNITの

出力電圧は、470Ω負荷の時135KHz0.13V,470KHz0.3Vですので補正が必要

となりますが、ファイナルの入力トランスに同調用のコンデンサーを入れて補正

を考えています。また、ソース抵抗のバイパスコンデンサーを省いてリニア特性

の改善に成らないか考えています。(ゲインが落ちますが)

 

  仮の回路:Final-UNITの回路図

 

 

<<コア選び>>2013/11/3

 下図の@はトロイダルコイルとして秋月で入手した物です。

 Aはフェライト系FT-114の#75?と思っています。

 Bはフェライト(#75?)の筒状ので同軸のコモンフィルタに使用しているものです。

@は、この周波数での使用は巻き数が多くなりすぎて無理があるようです。

ABが最適で、Bの上部のものは3ターンで135KHz時50Ωとファイナル部

に最適でした。念のため、1:1のトランスとして135KHz20Wの送信機とダミー

間に入れてテストしてみましたが、発熱も無く電力を伝えてくれました。

これで、Bを使用してトランス結合の道が出来ました。

 ファイナルに使用する2SK2936は、入力容量2200pF,出力容量1050pFと

大容量ですが、インピーダンスの高い入力側だけ考慮すれば良いと考えて

います。

 

<<ファイナル部の設計>>2013/11/1

 135KHzの実績がありますので構成は、近い物で考えることにしますが

デュアルバンドの広帯域にする必要があるため、一考が必要になります。

 <概略スペック>

 ・出力は、WSPRで2分間の送信がありますので20Wから30Wにします。

 ・上記から、ファイナルは2SK2936PPします。

  (認定・電源電圧からこの石にしました。)

 ・FETは、熱暴走しますので対策が必要です。

 スペックを考慮して、部品集めと回路設計です。

 

<<D-SWのトラブル>>2013/10/26

 受信感度が前作の135KHzTRXより悪いことが判り調べたところ、

アンテナからの入力に入っている、バンド切り替えのダイオードSW

でのロスが大きいと判りました。そこで下図の回路を作り測定して

見ました。当初は、Cj=50pFですがSD-103Aが使えると思ったの

ですが測定してみると、50Ωとインピーダンスが低いところでは、

ダイオードに15mA位流さないとロスが大きい事がわかりました。

 これでは、リレーを使用した方がロスが無くよい選択になってしま

いますので、別の方法を考えることにしました。

 結果的に、IFTの結合コイルは同調している周波数の時にインピダンスが

高いと判りましたので、ロスはありますが入力部を直列にして対策しました。

 変更後の回路図を、参照してください。

    MIX-UNITの回路図 update 2013.10.20 

 前作の135KHzTRXより少し感度が劣りますが、受信部の完成です。

 ダイオードSWの使い方について、今回は多くの勉強をしてしまいました。

 

<<Relay-UNITの製作>>2013/10/20

 送受信の切り替えは、リレーで行う事にしてファイナルまでは切り替えませ

ので、5Aのリレーにしました。アンテナも切り替え同時に切り替えます。

 このUNITが出来上がったところで一通りの確認をした所、プログラムに幾つ

かの誤りを発見しました。表示が受信なのにSNDと表示されたりの細かい部

分ですが、ファイナルUNIT完成までに直す事にします。

 

<<送受信部のテスト>>2013/10/14

 フィルターの問題が片付きましたので、完成しているUNITを繋ぎ合わせて

送信部についてもテストして見ました。キャリアポイントは見直しが必要と思っ

ていますが、受信機で受信した感じでは綺麗なトーンで変調が掛かっています

ので、DDSも問題なさそうです。また、デュアルバンド切り替えも含めてテスト

では問題なさそうです。

<裏面は完成です。>

 RFの信号ケーブルは、1.5C2Vを使用しています。どの道50Ωでは無いので、

インピーダンスの高いケーブルの方が良いと考えたからです。

<これから表面です。>

 ファイナルの広域アンプ・LPFと難題が控えています。

 

<<フィルターの対策続編>>2013/10/14

 受信部のテストをした所、フィルターのリップルが思ったより大きかったので

フィルターを外し、回路の再検討をすることにしました。OSCとしてはDDSテス

トで使用した物のプログラムを書き換え3395KHzの精密測定が出来る様にし

ました。下図の回路がベストで4.7KΩにこだわったのがまずかったようです。

<テスト結果がよかった回路>

 最後はリップルが無くなりました。

 早速、IF-UNITの4.7KΩを1mHに置き換えてテストしたところリップルが無い

綺麗な特性となり対策完了です。但し、CWフィルターは中心に少し山が出来て

しまいましたが、実用上は問題なさそうなので其のままとしました。(疲れた!!! )

    IF-UNITの回路図  2013/10/14 Update

           (大きな変更はしなくて住みました。)

 

<<フィルターの対策>>2013/10/12

 MIX-UNITが完成しましたので、各UNITを接続して受信のテストを行った

ところ、フィルターの特性が悪く大きな山が3つ出来てしまいました。トランス

の巻き数を変えたりして、何とか満足できる特性となりました。

<テストした回路>

 TS-520の回路を見るとトランスで結合していますが、巻き数比が判りません

でしたが、良く見ると二次側のコイルは巻き数が多い図となっていました。

本来、4.7K 33pFで結合すれば良いはずですがどうしても旨くいきませんので

1:1の巻き数比で33pFを介しての接続で旨くいきました。

 今回の対策中にチップコンのトラブルが在りました。チップコンが基板から

浮いていると、基板の歪でチップコンが断線する事が判りました。

 チップコンの断線は、見た目では判別できませんので注意が必要です。

 

 今回、その他部分についても変更しましたので、回路図を更新します。

  <主な対策>

 (1)スィチングダイオードの電流を増加(1mA以上)

  (2)RX MIXer部の変更(ダイオード2個が余分でした。)

  (3)フィルターの対策

  修正後の回路図

    IF-UNITの回路図  2013/10/14 Update

    MIX-UNITの回路図

 

<<MIX-UNITの完成>>2013/10/4

 MIX-UNITが完成しました。135KHzと470KHzのデュオバンドとして作り

ましたが、コイルは455KHzのIFTを使用しています。455KHzのIFTは、そ

のままで490KHz位まで同調します、また2000pFを追加すると135KHzに

使用できコンパクト化できました。MIXerは、受信DBM・送信FETにしまし

が、135KHZのTRXと同じ構成です。パスコンは、今回からチップコンにし

て省スペース化を図りました。

 

 MIX-UNITの回路図は、こちらです。

 

 ミックス部以外は、単体でテストしましたのでケースに実装して連動の

 動作確認です。

 

<<Control-UNITの完成>>2013/9/21

 Control-UNITが完成しました。ボタンSWのチャタリングが少し気になる

SWが在りますが、ソフトで対策できますのでとりあえず終了にします。

 他に気になっているのが、本UNITだけで350mAの消費ですが、AVRの

発熱が高く電源の供給を、中間にAVRを入れて9Vにする事にします。

<フロントパネルの正面>

<LCDの表示内容>

 VFOの表示周波数は、計算済みの表示となっています。

<フロントパネルの裏面(DDSが2台です。)>

 MPUは、後で取り外しが可能な場所に配置します。

 

 <DDSコントロールプログラム>

  LCDで待ち時間がありますが、エンコーダ入力は割り込みを使用して

 いる事と、CWの制御等はMain-MPUで行っていますので遅れ等は、問

 題無いと思っています。アルペインのDDSは周波数メモリーが二つあり

 コマンドで切り替えできますのでFSKも出来たのですが、AD9850はシン

 グルですのでもっぱらVFOのみです。

 

   DDS-MPUプログラムは、こちらです。

 

  今回、蛇の目基板でチップコンを使用しました。ポートのバイパスには

 小スペースで配線する事が出来てこれからはチップ部品に移りそうです。

 

<<Control-UNITのテスト>>2013/9/15

 Control-UNITの全基板が出来ました。DDSまでフロントパネル裏面に

取り付ける事にして、渡りの配線をしました。

<フロントパネルにセッティング>

SUB-CARRには、DDSを取り付ける前です。(左側)

 Main-MPUの暫定プログラム(Main-MPUプログラム)が出来て、SUB-CARR

のプログラム(SUB-CARRプログラム)と連動テストを行いDDSからの発振を

確認したところです。18F2550のRC4,5のポートが当初動かなかったのですが、

USBEN=0,UTRDIS=1で動作する様になりました。これからVFO部のプログラム

を作成する事になります。本当はioポートの多いMPU 1個で済ませたい所で

すが、LCDが遅いため(同時処理できない)仕方ない対応となりました。

ここが終われば、高周波部に掛かれます。

 

 Control-UNITでは、下記の制御を行います。

  ・モードの切り替えと表示(SUB-CARRの切り替え)

  ・送受信の切り替え信号(CW時のSUB-CARRの切り替え)

  ・CW時のキーとセミブレークイン制御(サイドトーン)

  ・VFOのスプリット制御と周波数表示

  ・フィルターの切り替え制御(CW時はナローのみ)

      ポートが足りなくてBFOの変更が出来ないため

 

<<Control-UNITのテスト>>2013/9/7

 Control-UNITのメイン部が出来ましたので、ハードテストに入りましたが、

フィルター制御にミスがあり変更したり、サイドトーンの音質が良くないなど

少し問題が出ています。矩形はのフィルターは2段位では綺麗にならない様

で、CR発振にすれば良かったと思いましたが、ガマンの範囲としました。

 残りの配線をして、Main-MPUのプログラム作りです。

<Main-MPU部の仮設>

 

<<Control-UNITの設計>>2013/9/6

 Control-UNITは、フロントパネルに取り付け予定で、回路の設計が何とか

終わりました。PICを3個使用する事になりました。

 本来は、起動時MPUの連動を行わなければならない所ですが、今回は、

Main-MPUの処理を遅らせる事で対応する事にしています。また、制御系へ

のMPU利用は、フェールセーフの考え方を入れて設計する必要があります。

 ただこれは厳密に追求すると大変な事になりますので、電源ON時のステー

タス(3ステート)の考慮位にしています。

 <ソフトでの制御>

 ・モード毎の制御

 ・ブレークイン

 ・フィルター切り替え(サブキャリアの制御)

 

 回路図は、こちらです。(抵抗値など暫定です。) 

    Control-UNITの回路図 update 2013/9/15

  (ダウンロードして見てください。)

 

<<フロントパネルの取り付け>>2013/9/2

 フロントパネルに主要部品を取り付けることができました。フロントパネル

には、コントロール部を配置しますのでそちらの設計を行います。

 エンコーダも完成して取り付けを、行っています。

 

<<エンコーダから>>2013/8/31

 前回製作したエンコーダはサイズが合わなかったため、新規に制作する

事にしました。

<エンコーダの部品>

<エンコーダの組み上がり>

この後、センサーの位置調整を行いましたがアナログテスター2台で、フォット

ダイオードの抵抗を読みながら順番どおりの信号となる様に位置調整します。

PIC12F675の回路は、少し簡略化する予定です。

 

<<ケースが出来ました。>>2013/8/31

 スペックの検討をしながらフロントパネルの配置も決まり、ほぼケースの

加工が終わりました。この様な加工は得意でないのですが、ハンドニップラ

などで出来ました。

<ケースの真ん中にアルミ板を設置>

<レタリングも行いました。>

<<ケース加工開始です。>>2013/8/28

 多回路のロータリーSWが入手出来ませんでしたので、2回路でガマンして

MPUコントローラ方式にする事にしました。ついでにKEYING/ブレークイン

等の制御も含める事にしますので、MPUが複数になる事と成りました。

 この辺の所は、フロントパネルの裏にセットするつもりですので、実装を

考えながらで時間が掛かっています。

 

<<次は、ケース加工です。>>2013/8/19

 IF-UNITが完成しましたので、全体のスペース確認・パネル配置・モード

等入手出来る部品との相談などがありますので、部品集めと、ケース加工

です。ケースは、ME・C-3Sに収めることにしていますので、電源は外部に

なります。LFは、コイルなどが大型になりますのでLPFが心配です。

 ブロックダイヤグラムは、おおむね135KHzTRXと同じと考えていますので

詳細は、まだ決めていません。

 

<<続IF-UNITの製作>>2013/8/19

 IF-UNITの残り部分を、別基板で作成しました。スペースが在りましたので、

Sメータ・AF-ampも追加しました。(回路図は、更新しました。)AGC回路の

RFCは、カップリングコンデンサーを10pFにした所発振しましたので、抵抗に

変更しました。AGCのカップリングコンデンサーは、AF出力電圧に関係します

ので要調整です。(デジタルモードは、AF-ampの出力をそのまま出すつもり

ですのでPCに接続してからにします。135KhzTRXと同様です。)

 <上側>

<裏側>

 仮にOSCを接続して動作確認してIF-UNITは完成です。

 

<<IF-UNITの製作>>2013/8/16

 手持ちのフィルタはTS-520用ですので、TS-520の回路を参考にアレン

ジして、中心となるIF-UNITから製作する事にします。手持ちはCW用とSS

B用の2種類ですのでフィルタの切り替え回路も入れます。フィルタは送受

で共用にしますので、ダイオードSWで切り替えした回路にします。

 

<留意点>

 (1)ダイナミックレンジを大きくするため、電源電圧は11V以上にする。

 (2)SSBモードでもCWフィルタが使用できる様にする。

     (デジタルモードでは、必須となっています。)

  (3)IF増幅は、デュアルゲートFETを諦めて2SK241で行う。

  (AGCのきき具合はこのバンドでは考えなくてよさそう?)

 

 <回路図>

 基本的な回路で構成しました。

  IF-UNITの回路図 update 2013.08.19

  ダウンロードして見てください。

 

<基板>

  今回は、表面実装方式を止めて、穴あけ方式で少しシールド効果を期待

して見ました。今回作成した部分は、回路図の点線で囲った部踏んで、基

板を分割して製作しています。(基盤が大きくなりすぎてケースに実装する時

色々問題が起きそうですので分けました。)

 <完成したUNIT>

  フィルタが大きく無駄なスペースが残っています。

 この方式は手間が掛かりますが、一度トライして見たい方式でした。

穴あけを行ってからけがいて回路にしています。(エッチングは不使用)

  <使用部品について>

 ・IFTは、10K型ボビンに0.2mm線を同調部22t(11t x 2)で470pFで同調

  させています。(サトー電気で入手可能の様です。)

 ・パスコンは、裏面でチップコンを多用しています。

 

 オシレータとレベル計で各部の動作確認を行い。フィルタの切り替えなどの

 基本動作に問題ない事を確認できましたので、残りのIF-UNIT部を作成し

 てケースの加工に入る予定です。

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